インプラントが怖いと言われる8つの理由とは?恐怖を軽減する方法も解説

カテゴリー:

こんにちは!大阪 梅田のえみは総合歯科、理事長の加藤直之です。

失った歯を取り戻す治療法のうち、インプラントのみが外科手術を伴うため、怖いと感じられる方は多いでしょう。しかし、歯科医師とカウンセリングを行いインプラントについてしっかり理解することで、怖さを払拭することは可能です。

本記事では、インプラント治療が怖いと言われる理由とその怖さを軽減する方法を解説します。インプラントの怖さが拭えずに抵抗を感じられている方は、ぜひ参考にしてみてください。

また、当院でのインプラント治療に関しては、下記のページで詳細に紹介しています。具体的な治療内容や費用について気になる方は、合わせてチェックしましょう。

当院のインプラントの特徴について詳しくみる

インプラント治療が怖いと言われる8つの理由

インプラントについて調べていると、デメリットやリスクにばかり目が行き、恐怖を感じてしまう方は少なくありません。怖さを払拭するためには、まず「何が怖いのか」を理解する必要があります。インプラント治療が怖いと言われる理由は次の8つです。

  • 外科手術がある
  • 手術後に痛みや腫れが出そう
  • インプラントの安全性が信頼できない
  • 年齢的にリスクがある
  • 歯科医師や歯医者を信頼できない
  • 治療費が高額になりそう
  • インプラントが長持ちしない
  • ネットでインプラントの怖い話を目にする

それぞれ詳しく見ていきましょう。

外科手術がある

インプラント治療では、歯茎を切開し顎の骨に穴を開けるという外科手術を行います。そのため、「手術」というイメージが先行して恐怖を感じられる方が多い傾向です。

しかし、実際の手術では麻酔を投与するため、痛みを感じずリラックスして手術を受けられます。また、最新のインプラントは「バイオインテグレート」という骨を自ら誘導するような性質を持つため、手術の成功率も高いです。

また、術前の精密検査に基づいて正しく手術が行われれば、手術のリスクは大幅に軽減します。事実、インプラントの手術に成功し10年後も問題なく使えている確率は、上顎が96.4%、下顎が94.0%と高水準です(※1)。

※1参考:口腔インプラントの生存に関する疫学調査:オッセオインテグレーションの獲得と意地から見た評価

手術後に痛みや腫れが出そう

手術中に痛みがなくても、術後に痛みや腫れが長時間出ることを心配される方も少なくありません。たしかに、抜歯でも麻酔が切れた際に歯茎がズキズキと痛むので、不安になるのも無理はないでしょう。

インプラント治療後の痛みには個人差がありますが、通常の抜歯程度と考えておけば問題ありません。腫れも術後3日目がピークとされています。

それでも痛みや腫れが怖いという患者様は、当院では歯肉を切らない「フラップレス手術」も条件が合えば可能です。フラップレス手術を行うことで、術後の腫れは抜歯と同程度かそれ以下となります。また、麻酔の点滴内には腫れ止めの抗生剤を入れるため、さらに腫れを抑えられるでしょう。

インプラントの安全性が信頼できない

インプラントについての知識が浅く、馴染みのない方は、その安全性への不信感も怖さの原因のひとつです。インプラントという異物を体に入れることに抵抗も感じますよね。

しかし、インプラントの歴史は古く、1900年の初め頃から現在に至るまでの100数十年の間、歯科治療の現場で用いられてきました(※2)。その間にも、様々な改良や臨床実験が行われ、高い実績を誇ります。

※2参考:歯科インプラント治療指針

また、顎の骨に埋入するインプラント体は、体との親和性が高く腐食しないチタンが用いられます。チタンは、人工関節や頭蓋骨の代用としても用いられるため、安全性は高水準です。

年齢的にリスクがある

「若いうちからインプラント治療を受けても問題ないか」

「高齢になってからだと、体力的にも手術を受けるのは難しくないか」

このような年齢的なリスクを懸念されている方も多いでしょう。各年代特有のリスクとそれを回避する方法は次の通りです。

[table id=35 /]

失った歯を取り戻す治療法としてインプラントを選択すべきかどうかは、歯科医師と納得できるまで相談して決めるのがおすすめです。インプラントの年齢層ごとの患者様の割合や、適性年齢などについては、以下の記事で詳細に解説しているので、参考にしてみてください。

関連記事:インプラントの平均年齢は?年齢層ごとの割合や高齢者の治療リスクも解説

歯科医師や歯医者を信頼できない

過去に悪徳な歯科医師に治療をされた経験がある方は、インプラント治療以前に歯科医師や歯科医院自体が信頼できないケースもあります。たとえば、痛くないと言われていたのに、歯科医師の技術不足で激しい痛みを感じてしまった場合は、トラウマになっても無理はありません。

そのような苦しい思いをしないためにも、信頼できる歯科医師を選ぶ必要があります。信頼に足る歯科医師を探す方法としては、以下が挙げられます。

  • 豊富な症例数があり、インプラント資格を保有しているか確認する
  • セカンドオピニオンも検討し、複数の医師の話を聞く
  • 患者様自身もインプラントに関する知識を深める

歯科医院に話を聞きに行ったからといって、インプラント治療を必ず受けなければならないわけではありません。「この医師・医院には任せられる」と心底納得ができてから、治療を決断するのでもよいでしょう。

治療費が高額になりそう

インプラントといえば高額というイメージがある方も少なくありません。

インプラント治療は保険適用外なので、歯科医院によって金額に差があることは確かです。実際に、インプラント1本あたりの費用については、30〜40万円かかるケースが多いという調査結果が出ています(※3)。

ただし、インプラント治療は安いからといって安心できるわけではありません。安いインプラントは、品質や安全性を引き換えにしている場合もあります。

※3参考:公益社団法人日本口腔インプラント学会

参考までに、当院では患者様の安全性を最優先し、下記のような内訳で合計¥594,000 (税込み)という値段設定をしております。各内訳の詳細につきましては、お気軽にご相談ください。

[table id=36 /]

インプラントが長持ちしない

せっかく高額な費用を払ったにも関わらず「すぐにインプラントがだめになってしまうのではないか」と不安になる方も多いと思います。インプラントが脱落すると、再手術が必要になり、さらに費用や体力が必要になってしまいます。

しかし、失った歯を取り戻す治療法の中では、インプラント治療が最も寿命が長いです。実際に、各治療法ごとの寿命を比較すると次のような結果になります。

[table id=37 /]

10~15年間後のインプラントの生存率は、上顎で約90%、下顎で約94%であることが分かっています(※4)。そのため、インプラント治療後に適切な管理を徹底していれば、生涯インプラントを装着し続けることも十分可能であると言えるでしょう。

※4参考:歯科インプラント治療のためのQ&A

ネットでインプラントの怖い話を目にする

人間はポジティブな情報よりもネガティブな情報の方に、注意が向くようになっています。ネットでインプラントについて調べていたところ、デメリットばかりが目に付き怖いと感じてしまう方も少なくありません。

しかし、ネットの情報が正しいとは限りません。腫れや痛みには個人差がありますし、歯科医師との相性によってもインプラントの評価が異なります。

できる限り信ぴょう性の高い情報を手に入れるには、国や公共機関が発信している情報のみを収集し、詳しい話は実際に歯科医院で聞くという姿勢が大切です。

インプラントが怖い人の知恵袋を紹介

実際にインプラントが怖いという悩みを抱えて知恵袋に相談し、解決した方の相談事例を紹介します。治療に対する不安を少しでも払拭するためにも、ぜひ参考にしてください。

[table id=38 /]

(引用元:インプラント周囲炎が怖いです。 – 歯がインプラントになった… – Yahoo!知恵袋

[table id=39 /]

(引用元:インプラントについて。実際にインプラントされた方、印象どうですか?賛否両論あるとは思いますが。)

その他にも、知恵袋にはポジティブな回答があがっていました。もちろん、どのように体感するかは人それぞれですが、自分に合った歯科医院を選べば、痛みや恐怖心も最小限に抑えられるでしょう。

安心してインプラントを受ける!怖い気持ちを軽減する5つの方法

ここまでの解説で、インプラント怖さの原因は特定できたのではないでしょうか。次は、特定した怖さの原因に対して、効果的な対策を講じるために、それぞれの怖さを軽減する5つの方法を解説します。

  • カウンセリングで不安を払拭する
  • 静脈内鎮静法を採用している病院を探す
  • 豊富な実績を持つ医師が在籍する病院を探す
  • 手術後のメンテナンスに力を入れている病院を探す
  • ネット情報を鵜呑みにせず信頼できる医師の声を聞く

それぞれ詳しく見てみましょう。

カウンセリングで不安を払拭する

インプラント治療に対して抱いている不安や恐怖心は、治療前のカウンセリングで歯科医師にどれだけ確認して解消できるかが重要です。まずは、治療前にカウンセリングの時間をしっかり確保し、歯科医師と会話できる時間を作ってもらいましょう。

セカンドオピニオンを活用し、同じ質問を複数の歯科医院でしてみて、最も納得できる回答が得られた医院を選択するという手段もあります。

当院では、初回のカウンセリングで患者様が抱えている心配事や悩み、疑問についてご納得いただけるまでとことん話し合います。その際には、治療の方針や治療にかかる期間、治療費についてもご説明させていただきますので、ご不明点はお気軽にお聞きください。

静脈内鎮静法を採用している病院を探す

手術中の痛みに関する不安は、静脈内鎮静法を採用している歯科医院を探すことで解消できます。静脈内鎮静法とは、点滴により腕の静脈に麻酔薬を投与して眠っているような状態になる麻酔法です。痛みや手術中の記憶はほとんど残らないため、快適に治療を受けられます。

もちろん、当院でも静脈内鎮静法を採用しています。緊張や身体にかかるストレスを和らげてから手術を行いますので、ご安心ください。

豊富な実績を持つ医師が在籍する病院を探す

インプラント手術において成功するかどうかは、歯科医師の技術力にかかっていると言っても過言ではありません。仮に担当する歯科医師の経験が浅いことが判明すれば、治療への不安や恐怖はより膨らんでしまうでしょう。

そのため、豊富な実績を持つ歯科医師が在籍する医院を探すことが重要です。経験が豊富な医師の場合、患者様のあらゆる疑問に対して答えることができます。万が一、手術中にトラブルが発生した場合も、適切に対処してくれるため安心です。

当院の院長は、20年以上の執刀実績があり、5年連続で日本歯科インプラント普及協会の地域最優秀賞を受賞しています。患者様の想いに寄り添った治療を行いますので、安心してお任せください。

手術後のメンテナンスに力を入れている病院を探す

インプラント治療は手術が成功したからといって安心できません。手術後の管理を怠ってしまうと、インプラント歯周病に感染し、インプラントが脱落する可能性もあります。

そのため、手術だけでなく、術後のメンテナンスにも力を入れている医院を探しましょう。

参考までに、当院は半年~1年に1回のペースで定期的に通院いただき、下記のようなメンテナンスを実施しています。

  • インプラントの点検
  • 噛み合せの調整
  • 歯の周りの清掃・検査

また、インプラントのメンテナンスに特化しているので、他の医院で埋入したインプラントでも、十分なアフターケアが可能です。まずは、お気軽にご相談ください。

ネット情報を鵜呑みにせず信頼できる医師の声を聞く

ネットの情報は、インプラントのネガティブな要素のみを強調して書かれていることがあり、必ずしも正しいとは限りません。

したがって、ネットでのリサーチにおいては、執筆者が信頼できる公的な人物であるかを最低限確認する必要があります。記事を書いた執筆者が公的な人物であったとしても、本人が書いたという保証はどこにもないからです。

そして、もしネットで納得のいく情報が得られない場合は、実際に信頼できる歯科医師の話を聞くのもおすすめといえます。ネットで得た情報が正しいかどうかも直接医師に確かめられるため、まずは歯科医院に来訪し、自分の悩みや疑問を相談しましょう。

インプラントが怖いと思っている人によくあるQ&A

最後に、インプラント治療を怖いと思っている方によくある質問を紹介します。

  • インプラントの手術は怖いですか
  • 患者がインプラントをやらなきゃよかったと後悔する理由は何ですか
  • 歯科医はインプラントをしないという話は本当ですか

それぞれ詳しく見ていきましょう。

インプラントの手術は怖いですか

適切な麻酔が用いられ、歯科医師の技術レベルが高ければ、手術は怖くありません。静脈内鎮静法を採用していれば、外科手術により歯茎を切開し骨に穴を開ける際にも痛みは感じないでしょう。また、実績のある歯科医師が手術を行えば、失敗するリスクもゼロに近づきます。

術後の痛みについては、歯の抜歯程度と思っていただければ問題ありません。当院では、点滴内にも痛み・腫れ止めのお薬を投与しているため、術後も安心してお帰りいただけます。

患者がインプラントをやらなきゃよかったと後悔する理由は何ですか

インプラント治療をやらなければよかったと最も後悔するのは、インプラント手術に失敗した際です。

インプラント治療では、顎骨にインプラントを入れるための方向や角度を事前の精密検査によって判断しています。しかし、この治療計画や術中の埋入箇所にミスがあると、インプラントの骨結合が行われず思わぬ痛み麻痺などが起こる可能性があるのです。

当院では、CTスキャンを用いて口腔内の3Dモデルを作成し、コンピュータシステムによって歯の状態を解析した上で精密な治療計画を作成しています。さらに、手術中のインプラントの埋入位置を事前に作成した治療計画だけではなく、位置の誤差を最小限に抑えるためのガイドを使用します。

歯科医はインプラントをしないという話は本当ですか

インプラント治療を歯科医師が受けないということはありません。医師に限らず、失った歯を取り戻す治療法として、自然歯のような噛み合わせと審美性を実現するインプラントはおすすめです。

インプラントにはどのような種類があるのか気になるという方は、以下の記事も参考にしてみてください。

関連記事:インプラントの種類を徹底比較!メーカー・パーツごとの値段や特徴も解説

まとめ|インプラントが怖いときは歯科医師に相談してみましょう

インプラント治療は失った歯を取り戻す他の治療法と違い、外科手術を伴い、治療費が高額になることから「怖い」と感じられる方も多いです。しかし、インプラントについての理解を深め、信頼できる医師と話し合うことで、不安や恐怖は払拭できます。

この記事で紹介したインプラントの怖さを軽減する方法も、ぜひ実践してみましょう。

また、当院では患者様の想いに寄り添ったインプラント治療を行っております。ご興味のある方は、ぜひ以下のページをご覧ください。

当院のインプラントの特徴について詳しくみる

この記事を書いた人

加藤 直之

大阪の梅田にあるえみは総合歯科、加藤です。 当院は、歯医者さんの「痛い・怖い・行きたくない」というイメージをなくし、患者様が悩みを相談できてリラックスした状態で治療ができるそんな医院を目指し運営しております。

資格・所属

NPO法人日本歯科予防協会理事/ISOI インプラント認定医/ドライマウス認定医/日本ドライマウス学会会員/日本抗加齢歯学会会員/医療情報技師認定証/ITIインプラント認定/AQBインプラント認定/ザイブインプラント認定/POIインプラント認定/インプラント学会 所属ブローネマルクインプラント認定/SARGONインプラント認定/審美歯科学会認証