【現役歯科医が教える】いい歯医者の選び方10選|これがない歯医者には行くな!

この記事でわかること

  • 良い歯医者を見分ける10のチェックポイント
  • 歯科医師が「絶対に外せない」と断言する1つの条件
  • 現役20年以上の歯科医師・加藤先生が実際に語ったリアルな現場エピソード

当院の審美歯科・セラミック治療の特徴について詳しくみる

はじめに|歯医者選びって、なんでこんなに難しいの?

「加藤先生、歯医者って多すぎてどう選んだらいいかわからないんですよね…」

これ、すごくリアルな悩みだと思います。

大切な歯の治療をするわけだから、絶対にいい歯医者を選びたい。

でも街に歯科クリニックはあふれているし、ホームページを見てもどこも似たようなことしか書いていない。

しかも、歯の治療って「1回2回で終わり」じゃないことが多いですよね。そうなると、先生との人柄の相性も気になるし、かといって人柄がわかっても技術がどうかなんて、外からじゃ全然わからない。

そんな悩みに対して、南大阪でインビザライン(透明マウスピース矯正)施術件数ナンバー1・歯科経歴20年以上の加藤先生が、「良い歯医者を見分ける選び方10選」を語ってくれました。

この記事では、動画で話された内容を余すことなく文章化しています。動画を見る時間がない方も、ここを読めば100%内容が伝わるように構成しました。



良い歯医者を見分ける10のポイント

① 資格・経験が確認できる

まず一つ目は、資格や経験がホームページなどで確認できるかどうかです。

「認定医」や「専門医」といった資格があれば、一定のレベルをクリアしている証拠になります。

ホームページにそういった情報が掲載されていれば、一つの判断材料になります。

加藤先生が具体的に挙げていたのが「症例数」です。

たとえばインビザライン(透明マウスピース矯正)であれば、「ダイヤモンドプロバイダー」という実績証明がある。

ダイヤモンド以上かどうか、といった基準で比較できるわけです。

「経歴年数だけで判断するのは難しい。

若くても才能のある先生はいますから」と加藤先生は語りつつも、「数年しか経験のない先生よりも、たとえば矯正だけで10年・20年経験を積んでいる先生は、臨機応変な対応力がまったく違います」と強調していました。



② 口コミ・評価が高い(特にGoogle口コミ)

二つ目は、口コミや評価が高いこと。ただし、加藤先生はここで重要な注意点を語っています。

 

「口コミにもサクラがあるって聞きますよね。

ただ、Googleの口コミは信憑性を担保するために、お金で良いコメントを書かせるのはほぼ不可能な仕組みになっています。

AIがサクラの文章かどうかを判断して弾いていくアルゴリズムが働いているので」

 

だからこそ、Googleの口コミが一番の目安になると加藤先生は言います。

もちろん完全ではありませんが、どの業界でも同様に「Google口コミが一番確実」というのが先生の見解でした。

ポータルサイトの口コミなども参考にはなりますが、Googleを軸に見るのが賢明です。


③ カウンセリングルームがある

三つ目は、専用のカウンセリングルームがあるかどうかです。

「治療用の椅子の横で説明してもらうのも十分な説明ではあるんですが、椅子に座った瞬間に皆さん緊張されてしまうんですよね。

話の半分も頭に入ってこない、ということがある」

特に初めての歯医者だったり、歯医者が苦手な方だったりすると、

「この先生大丈夫かな」「あっちこっち気になる」

という気持ちで頭がいっぱいになってしまい、説明が全然頭に入らない。

そういった状況を解消するために、別の部屋でリラックスできる環境で話を聞けるカウンセリングルームが用意されているクリニックは、それだけで「患者のことを考えているクリニック」と判断できます。より納得した上で治療を選べる環境が整っているということです。


④ 料金が分かりやすい

四つ目は、治療費が分かりやすく提示されているかどうかです。

ただし、ここには大きな前提があります。

「保険診療の料金は、正直めちゃくちゃ複雑です」と加藤先生は率直に言います。

この動画が撮影された2024年7月時点で、「20何年歯医者をやってきたが、1番複雑なルール改定になっている」とのこと。

一つの治療でも各工程が細かく分解されて料金が発生し、条件によって分岐していく。

そのため、「虫歯1本いくら」という形で保険診療を明示するのはほぼ不可能な状態だと言います。

これはぜひ知っておいていただきたい点です。

一方で、自由診療(保険外)はクリニックが独自に値段を設定できます。

「矯正は〇〇万円で対応」のように分かりやすく表示されているクリニックは、透明性の観点からも信頼できます。


⑤ 歯に関する知識を教えてくれる

五つ目は、治療の説明だけでなく、歯に関する知識をアップデートしてくれるかどうかです。

「治療の説明をしてもらっても、知識がなければそれが良いのか悪いのか自分で判断できないじゃないですか」と加藤先生は指摘します。

口腔ケアの常識はどんどんアップデートされているので、昔の知識のまま「それはいらない」と判断してしまうのは非常にもったいない。

歯についての知識自体をクリニックできちんとアップデートしてもらいながら、その上で説明を受けることが大切だと言います。

患者を「教育」してくれるクリニックこそが、信頼に値するということです。



⑥ 衛生・メンテナンスレベルが高い

六つ目は、衛生管理がしっかりできているかどうかです。これは後でも出てきますが、先生が「絶対に外せない」と強調するポイントに直結します。

歯医者は外科的な処置が多く、飛沫が飛んだり出血が伴うことも少なくない。

そのため衛生管理(メンテナンス)は特に重要です。

一般の方が見てすぐわかるポイントとして加藤先生が挙げていたのは「スタッフやドクターが手袋をしょっちゅう取り替えているかどうか」。

これが一番わかりやすい外から見える衛生管理のサインだと言います。


⑦ クリニックの設備が充実している

七つ目は、最新の設備・機器が整っているかどうかです。

加藤先生が開業した10年ちょっと前と現在とでは、使っている機器も治療の説明も全然違うと言います。

昔ながらのクリニックは「時代に追いついていない」場合があるという現実です。

先生が「今の歯科における三種の神器」として挙げたのが以下の3つです。

① CTスキャン 10年ほど前から歯科へのCTスキャン導入が当たり前になってきており、「これがないと細かい診断ができない」と先生は断言します。高度な治療には今や必須の設備です。

② デジタルスキャン(口腔内スキャナー) 以前は粘土のような素材をお口に入れて1〜2分待って型取りをする「アナログ」な方法が主流でした。

しかし今は棒状のスキャナーをさっと口の中に入れるだけで、お口の中をデジタルで完全再現できるようになっています。

これにより、被せ物や詰め物の精度が格段に向上しました。国の保険診療でもようやく認められてきた技術です。

「デジタルスキャンがない=デジタル化の波に遅れている」というのが一つの判断基準になります。

③ ルーペ・マイクロスコープ(拡大鏡) 一般的なマイクロスコープは約20倍に拡大して治療ができます。

加藤先生のクリニックで使っているデジタル拡大鏡は最大80倍まで対応しているとのこと。

「神は細部に宿る」という言葉が好きだと語る加藤先生。細かいステップを丁寧にこなすことが、数年後に壊れない・長持ちする治療につながると強調していました。



⑧ スタッフが明るく、コミュニケーションが取れる

八つ目は、スタッフが笑顔でコミュニケーション力があるかどうかです。

「歯医者が好きな人はほとんどいない」と加藤先生は言います。

特に初めての歯医者に行くとき、「ここ本当に大丈夫かな」とドキドキしながら向かうもの。

そんな緊張した状態で受付やスタッフが笑顔で接してくれるだけで、気持ちがほぐれる。

「それだけでも癒されますよね」という先生の言葉には、患者心理への深い理解があります。

先生だけでなく、スタッフ全員のコミュニケーション力が、そのクリニックの雰囲気をつくるということです。


⑨ ホームページ・SNSで情報を発信している

九つ目は、ホームページやSNSで積極的に情報発信をしているかどうかです。

「今の時代、情報のシャワーを浴びることに皆さん慣れているので、できるだけ情報を取ってから物事を決めたいという方が多い」と加藤先生。

それに対して、内容の薄いホームページしかなかったり、SNSを全く発信していなかったりするクリニックは、「判断しようがない」という状況を患者に与えてしまいます。

ただし、発信の内容も重要です。「自分のクリニックは最高です」という自己アピールばかりのリソースを使っているところは少し怪しい。

エリア外の方にも有益な情報を発信しているクリニックこそ信頼できる、と加藤先生は語ります。

この動画自体もその思想の実践であり、特定のクリニックの宣伝ではなく「歯医者を選ぶ全員に役立つ情報」を提供しているわけです。


⑩ ある程度の規模感・組織力がある

十個目は、クリニックにある程度の規模・組織力があるかどうかです。

「少数精鋭で院長先生1人・スタッフ2〜3人の小さなクリニックにも、スペシャルな先生がいることはあります」と前置きしつつ、加藤先生はリスクについてこう語ります。

「でも、その先生が急病や事故で離脱してしまったとき、患者さんが路頭に迷ってしまうんですよね」

ある程度大きな組織のクリニックであれば、ドクターもスタッフも教育が行き届いており、何かあっても誰かが対応してくれる安心感がある。実は国の方針としても、「大きなクリニックを残していく」という流れになっているとのことです。

さらに先生はこんな視点も加えます。「テナント入居のクリニックでも悪くはないですが、土地から建てているクリニックは逃げようがない。そこどっしり構えているクリニックは安心感がある」と。


最後に「絶対に外せない1つの条件」とは?

10項目を語り終えた加藤先生に「この中で一番外せないものは?」という問いが向けられました。

答えは「清潔・不潔の管理(衛生管理)」です。

「僕たちは患者さんのお口の中を預かって処置します。

患者さんのお口の中のものが、病原菌やウイルスを撒き散らすわけにはいかない。だから清潔管理は絶対に外せない」

加藤先生自身、病院に14年勤務した経験を持ち、外科・内科の先生たちに「不潔なことするな」と徹底的に叩き込まれたと言います。

その経験から、「中途で来たドクターやアシスタントで、この清潔管理がきちんとできている人を一人も見たことがない」とも語っていました。

だからこそ、クリニック内で徹底的に教育しているとのことです。

患者として外から見てわかるポイントは:

  • 手袋をこまめに交換しているか
  • 治療台の照明(ライト)が使い捨てのビニールで覆われているか
  • 器具がディスポ(使い捨て)のものでしっかり覆われているか

これらは一般の方でも目視で確認できるポイントです。

「医療である以上、基本中の基本。絶対に外せない」という言葉が、20年以上の現場経験から来ていることを感じます。



番外編|子育て中のお母さんに嬉しい「託児所サービス」

動画の最後で加藤先生がさらりと紹介していたのが、クリニックの託児サービスです。

「若いお母さんは、小さい子を預けるところがないから歯医者に行けない、というのをよく聞きます。

美容室なら月に1〜2回だから実家の親にお願いできるけど、歯の治療はそんな頻度じゃ済まないし、1〜2回じゃ終わらないから、なかなか行けないんですよね」

加藤先生のクリニックでは曜日限定で無料の院内託児所を設置。

免許を持った保育士さんが複数名で対応し、治療中も専用タブレットで子どもの様子をリアルタイムで確認できる仕組みになっているそうです。

こういった「患者のライフスタイルに寄り添った仕組み」があるかどうかも、長く通える歯医者を選ぶ際の一つの視点です。


まとめ|良い歯医者を選ぶ10のチェックリスト

① 資格・経験(認定医・症例数・年数)が確認できる

② Google口コミの評価が高い

③ カウンセリングルームが別にある

④ 自由診療の料金が明確

⑤ 歯の知識をアップデートしてくれる

⑥ 衛生管理(手袋の交換など)が徹底されている

⑦ CTスキャン・デジタルスキャン・拡大鏡などの設備が揃っている

⑧ スタッフが笑顔でコミュニケーション力がある

⑨ SNS・ホームページで有益な情報を発信している

⑩ ある程度の規模・組織力がある

絶対に外せない条件:清潔・衛生管理が徹底されているかどうか


この記事の元となった動画では、加藤先生がさらに具体的なエピソードやクリニック現場の話を語ってくれています。文字では伝わりにくい「熱量」も感じてもらえるので、ぜひ動画も合わせてチェックしてみてください。

▶︎ 動画はこちら:【現役歯科医が教える】コレがない歯医者には行くな!

当院の審美歯科・セラミック治療の特徴について詳しくみる

この記事の監修・執筆者

加藤 直之(かとう なおゆき)

医療法人えみは会 理事長
愛知学院大学歯学部卒業。大阪府羽曳野市にて「加藤総合歯科・矯正歯科」を開院。一般歯科から高度なインプラント治療、矯正歯科まで幅広く手掛ける。青山病院にて歯科口腔外科、ドライマウス、舌痛症外来の非常勤講師・担当医を兼任するなど、難治性の口腔疾患や外科的アプローチにおいても深い知見を持つ。

資格・実績

Clinical Oral Implantology (インプラント認定医)NPO法人日本歯科予防協会理事AQBインプラント認定ISOI インプラント認定医、 ザイブインプラント認定、 ドライマウス認定医、 POIインプラント認定、 日本ドライマウス学会会員、 インプラント学会所属、 ブローネマルクインプラント認定、 日本抗加齢歯学会会員、 SARGONインプラント認定、 医療情報技師認定証ITIインプラント認定審美歯科学会認証