骨が少ないと言われたらインプラントはできない?考え方と確かめること|えみは総合歯科(大阪・梅田)

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骨が少ないと言われたらインプラントはできない?

検査のあとに「骨が少ない」と言われると、インプラントはもう受けられないのかと心配になるかもしれません。「骨を増やす手術が必要と言われたらどうしよう」と思いながら、その不安を口に出せずに帰ってしまう方もいます。

骨の量は、インプラントを検討するうえで大切な情報ですが、それだけで結論が決まるわけではありません。この記事では、日本口腔インプラント学会の一般向けの解説と、えみは総合歯科 大阪梅田院のインプラントの案内をもとに、骨が足りない場合の考え方と、説明を受けるときに確かめたいことを整理します。

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インプラントに、なぜ骨の量が大切なのですか?

検査の結果を聞くとき、何を確かめればよいですか?

インプラントは、あごの骨に埋めた人工歯根で噛む力を支えます。そのため十分な骨のボリュームが必要で、あごの骨の中を通っている神経を傷つけないように埋めることも求められます。あごの骨の形を正確に知るために行うのが、エックス線撮影です。

学会の解説では、あごの骨が細すぎたり低すぎたりするとインプラントを埋められないとしたうえで、そのような時は骨のボリュームを増やすために骨の移植を行うことがあると説明しています。「骨が少ない」という説明は、この「細すぎる・低すぎる」状態を指していることがあります。どの場所の、どの方向が足りないのかを、画像を見ながら聞いてみてください。

検査では、骨の何が分かりますか?

CTを撮影すると、上あごと下あごの骨の立体的な形、骨の中を通る神経や血管の位置、インプラントを埋める予定の場所の周りの組織の状態が分かります。日本口腔インプラント学会の一般向けのよくある質問では、すべての人にCTが必須とは言えないとしたうえで、骨の形を立体的に調べられる利点を挙げています。

梅田院のインプラントの案内でも、上下のあごの骨の中には重要な神経と一緒に大きな血管が通っていて、事前に位置を把握することが大切だと説明しています。骨の量だけでなく、こうした神経や血管との距離も、インプラントを埋める位置を考えるうえで欠かせない情報です。

説明を受けるときは、骨の高さと幅のどちらが足りないのか、神経や血管までどのくらいの距離があるのかを、画像で見せてもらうと理解しやすくなります。

骨が少ないと、インプラントはできないのですか?

できないと決まるわけではありません。埋める予定の場所に骨が十分にない場合は治療が難しくなりますが、埋める手術の前か、埋める手術と同時に骨を造る手術を行うことで、インプラント治療を行うことは可能だとされています。ただし、その分だけ患者さんの負担は増えます。

梅田院のインプラントの案内でも、骨がなくても、骨を増やすことが可能な場合はインプラント治療を受けられること、そのために骨移植などの処置が必要になる場合があることを説明しています。

骨は、なぜ少なくなるのですか?

歯が抜けたところをそのままにしておくと、その部分の骨や歯ぐきが痩せて、歯を補う治療がどんどん難しくなります。歯を失ったあとの考え方は、歯を失ったまま放置した場合についての記事で整理しています。

歯周病がある場合は、歯ぐきや骨の状態を調べ、インプラントの手術の前に必要な治療を考えます。歯周病とインプラントの関係は、歯周病があるときのインプラントについての記事で説明しています。骨が少なくなった理由によって、先に行う治療や、骨を増やす処置の考え方が変わります。

上あごの骨が少ないと言われたのは、なぜですか?

梅田院のインプラントの案内では、上あごの歯の上方には上顎洞と呼ばれる副鼻腔があると説明しています。上あごでは、この上顎洞との位置関係によって、インプラントを埋めるための骨の高さが問題になることがあります。

同じ案内では、上顎洞に大きく骨を作るときに用いる手術としてサイナスリフトを紹介しています。上あごで骨が足りないと言われたときは、上顎洞まで骨の高さがどのくらいあるのかを、画像で確かめながら説明を受けてください。

骨を増やす処置には、どのような方法がありますか?

骨を増やす方法には、下あごの奥のほうから骨をとる方法や、人工的な材料を使う方法があります。

梅田院のインプラントの案内では、骨を増やす処置として、骨が痩せた部分に骨を再生するGBRとソケットリフト、上顎洞に大きく骨を作るときに用いるサイナスリフトを紹介しています。サイナスリフトは、ソケットリフトより手術の規模が大きくなり、ソケットリフトで対応できない大きな骨の欠損の場所に用いると案内されています。どの方法が候補になるかは、骨が足りない場所と量によって異なります。骨を増やす処置が候補になったときは、その処置を行う理由と、行わない場合に考えられる方法を、あわせて聞いておくと判断しやすくなります。

骨を増やすと、期間や手術の回数はどう変わりますか?

梅田院の案内では、骨が不足していて骨を再生する手術が必要な場合、治療期間がさらに1~3ヶ月かかるとしています。

骨の造成は、インプラントを埋める手術の前に別に行う場合と、埋める手術と同時に行う場合があります。骨を造る手術を別の日に行うか、同じ日に行うかで、手術の回数や通院の予定も変わります。どちらになるかは、足りない骨の量や場所によって異なるため、自分の場合の予定を聞いておきましょう。治療期間と通院回数の目安は、インプラントの治療期間と通院回数についての記事で詳しく説明しています。

骨を増やせることと、自分に合うことは同じですか?

同じではありません。処置ができるかどうかと、その処置を受けることが自分にとって納得できる選択かどうかは、分けて考えたい点です。手術の回数や期間、体への負担を聞いたうえで、ほかの方法と比べて考えることもできます。治療法は、一つだけとは限りません。

梅田院の案内では、歯を失った場合の治療法として、入れ歯、ブリッジ、インプラントなどを挙げています。「骨を増やしてインプラントにする場合」と「ほかの方法を選ぶ場合」で、治療の流れや通院がどう違うかを聞いてみてください。どれを選ぶかを急いで決める必要はありません。

持病や飲んでいる薬は、関係しますか?

学会のよくある質問では、インプラントは手術を伴う治療であり、高血圧症や心臓の病気、ぜんそくなどの呼吸器の病気、糖尿病や骨粗しょう症、腎臓や肝臓の機能の障害がある場合には注意が必要だとしています。飲んでいる薬によっては、インプラント治療が適さないこともあると書かれています。

骨を増やす手術が加わると、手術の負担も増えます。治療中の病気や飲んでいる薬は、お薬手帳などを持参して、歯科医師に正確に伝えてください。

検査の結果を聞くとき、何を確かめればよいですか?

説明を聞いたあとで迷わないように、次の点を確かめておくと役立ちます。

  • どの場所の骨が、どのくらい足りないのか(画像を見ながら)
  • 骨を増やす処置が必要か、必要ならどの方法か
  • 骨を増やす手術の日と、治療期間・手術の回数の見通し
  • 骨を増やす処置をしない場合に考えられる方法

聞きにくいと感じることほど、そのままにせず質問してください。「骨を増やす手術が怖い」と感じているなら、その気持ちも一緒に伝えると、説明を自分の不安に合わせて聞くことができます。

保険の扱いや、主なリスクは?

インプラントは保険適用外の自由診療で、費用は診断のうえ個別にご案内します。

梅田院のインプラントの案内の「リスク・副作用」には、次の記載があります。

インプラント手術後、まれに唇・舌・頬・歯肉・歯の感覚が一時的に麻痺することがあります。また、隣接する歯や顎、上顎洞、鼻腔に炎症や痛み、過敏症、組織の治癒遅延、顔面部の内出血(紫斑・黄班など)が発生する可能性もあります。

神経・血管の損傷や、治療後のインプラント周囲炎などのリスクもあります。

骨を増やす処置が加わる場合は、その処置についての注意点も、ご自身の状態に合わせて説明を受けてください。

梅田で骨の状態について相談するには、どうすればよいですか?

えみは総合歯科 大阪梅田院の電話番号は06-4256-5871です。医院については、医院の案内をご覧ください。ほかの歯科で「骨が少ない」と言われたことがある場合は、そのときに受けた説明を分かる範囲で伝えると、相談の手がかりになります。撮影した画像や説明の資料がお手元にあれば、あわせてお持ちください。資料がない場合も、覚えていることをそのまま伝えていただければ十分です。

期間・リスク・骨を増やす処置の出典は、梅田院のインプラントの案内(2026年9月29日確認)です。骨の量と治療の考え方は、日本口腔インプラント学会の一般向けのよくある質問、相談から治療の流れ、歯を失ったまま放置していませんか?も参照しています。

  • 監修: 加藤 直之(歯科医師/医療法人えみは会 理事長)|最終確認日: 2026-10-06

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この記事の監修・執筆者

加藤 直之(かとう なおゆき)

医療法人えみは会 理事長
愛知学院大学歯学部卒業。大阪府羽曳野市にて「加藤総合歯科・矯正歯科」を開院。一般歯科から高度なインプラント治療、矯正歯科まで幅広く手掛ける。青山病院にて歯科口腔外科、ドライマウス、舌痛症外来の非常勤講師・担当医を兼任するなど、難治性の口腔疾患や外科的アプローチにおいても深い知見を持つ。

資格・実績

Clinical Oral Implantology (インプラント認定医)、 NPO法人日本歯科予防協会理事、 AQBインプラント認定、 ISOI インプラント認定医、 ザイブインプラント認定、 ドライマウス認定医、 POIインプラント認定、 日本ドライマウス学会会員、 インプラント学会所属、 ブローネマルクインプラント認定、 日本抗加齢歯学会会員、 SARGONインプラント認定、 医療情報技師認定証ITIインプラント認定、 審美歯科学会認証