虫歯予防に効く歯磨き粉No.1が決定!歯科医師が本音で選んだ3選

目次
今すぐ使っている歯磨き粉を見直すべき理由
「皆さんが愛用している歯磨き粉、今すぐ買い替えた方がいいかもしれません」
こんな衝撃的な一言から始まるのが、航空(口腔)外科歴20年の加藤先生による歯磨き粉解説動画です。
矯正から予防ケアまで幅広く診てきた先生が、患者さんから繰り返し聞かれてきた
「結局、どの歯磨き粉がいいんですか?」
という疑問に、ついに本音で答えてくれました。
薬局に行けば歯磨き粉コーナーには何十種類もの商品が並んでいる。
歯科医院のカウンターにも複数の商品が置いてある。
しかも「美白」「歯周病予防」「口臭ケア」と書いてあって、一体どれを選べばいいのか、多くの方が悩んでいるはずです。
動画の中でアシスタントさんが
「新製品が出るたびに買い替えてました」「薬局のおすすめポップにつられて…」
と話していましたが、これはかなりリアルな購買行動ではないでしょうか。
でも実は、その選び方には大きな落とし穴があったんです。

歯科界で最も信頼されるエビデンス「フッ素」
加藤先生がまず強調したのが、「フッ素(フルオライド)入りの歯磨き粉を使うこと」の重要性です。
医療の世界には「EBM(Evidence-Based Medicine)」という考え方があります。
科学的根拠に基づいて治療を決めていきましょう、というアプローチです。
歯科の世界でも大規模な研究は多くないものの、その中で最もエビデンスが高い内容として確立されているのが、「フッ素が虫歯予防に効果的である」という事実。
先生いわく「歯磨き粉を使うなら、フッ素入りを使ってほしい」というのが大前提です。

では次の疑問は「フッ素の濃度はどれくらいがいいの?」ということ。
日本では法律で歯磨き粉に配合できるフッ素の上限が1500ppmと定められています。
つまり、できる限りこの上限に近い濃度が入っているものを選ぶべき、ということになります。
今回紹介された3つの商品はすべて1450ppm配合。
法律上の上限まであと50ppmというところまで入っているので、フッ素濃度という観点では、どれを選んでも問題ありません。
歯科医師が選ぶ歯磨き粉3選
では、フッ素濃度が同じなら何で選ぶか。
加藤先生は「あとは中の有効成分(薬効成分)の違い」だと言います。
それぞれの商品の特徴を詳しく見ていきましょう。
1. SPTジェル ―― 歯周病が気になる方へ
歯科医院で取り扱われているジェルタイプの歯磨き粉。
フッ素1450ppmに加えて、歯周病に効く薬効成分が配合されているのが最大の特徴です。
「歯周病が気になる、でも虫歯予防もしっかりしたい」というニーズにはこれ一本で応えてくれる優れものです。
先生は「特に年配の方におすすめ」と話していました。
ただし価格はやや高め。後で紹介するチェックアップと比べると2倍以上することもあるそうです。
泡立ちは少なめに設計されていて、これは意図的なこと(理由は後述します)。

2. チェックアップ ―― コスパ重視&若い方向け
「全国で多分一番人気の歯磨き粉のひとつ」と先生が言うほど認知度の高い商品です。
フッ素1450ppm配合で、こちらも研磨剤の量は少ない設計。
SPTジェルとの一番の違いは「微量の研磨剤が入っていて、歯をちょっと白くする効果がある」こと。
「歯周病の薬効成分はそこまで要らない、でも虫歯予防はしっかりやりたい。
あと歯もちょっと白くしたい」という方にぴったりです。
価格もSPTジェルの半額以下で入手しやすく、薬局や歯科医院で広く販売されています。
先生は「若い方にはこちらがおすすめ」と話していました。

3. リフレッシュスター ―― 加藤先生自身が毎日使っている歯磨き粉
「これはあまり出回っていない、うちだけが扱っているようなもの」と先生。
SPTジェルのさらに2倍ほどの価格という高価格帯の商品ですが、加藤先生本人が実際に毎日使用しているという、いわば「プロの太鼓判」がついた一品です。
最大の特徴は、ポリリン酸という成分が配合されていること。
「最近、エステやサロン、ジムなどでも歯のホワイトニングコースが増えていますよね」と先生は話します。
ただ、本格的なホワイトニングは歯科医師のライセンスがないと使えない薬液があり、歯科医院外での施術には限界があります。
そこでサロンなどで使われているのが、このポリリン酸。
リフレッシュスターにはそのポリリン酸が配合されているため、「歯磨きしながら、サロンレベルのホワイトニングケアができる」という位置づけになっています。
さらにキシリトールも入っているので、虫歯予防効果もあり。「味も控えめで発泡もしない」と先生は言います。
加藤先生がこれを使い続けている理由は、ズバリワインとコーヒーが大好きだから。
「ステイン(着色汚れ)が歯の表面につきやすくて、取るのも大変。
ホワイトニングは時々やりますが、日常的な白さのキープのためにこれを使っています。
昨日もワイン、4日続けたら少し着色が気になってきますが、これを使っていると気になりにくいんです」とのこと。

絶対NGな歯磨き粉:研磨剤たっぷり「美白」系
商品紹介の後、先生が力を込めて語ったのが「これだけは絶対ダメ」な歯磨き粉の特徴です。
それは、研磨剤が多量に入っている歯磨き粉。
「歯磨き粉の中に、いわば”紙やすり”のようなものが入っている状態です。
削って歯を白くするイメージ」と先生は説明します。
短期的には歯が白くなったように感じるかもしれませんが、使い続けることで歯がどんどん削れていき、歯が傷んでいきます。
その結果、知覚過敏(冷たいものや熱いものがしみる症状) が起き、さらなるトラブルを引き起こしていくのです。
「研磨剤がたくさん入って白さをうたっている商品はやめておいた方がいい」という先生のメッセージは非常に明快です。
ただしここで気になるのが「リフレッシュスターも白くなるって言ってたけど、大丈夫?」という点。
先生が補足してくれました。
リフレッシュスターが白くなる仕組みは、研磨剤で削るのではなく「ポリリン酸の成分によって白くする」もの。
研磨剤は入っていないので、歯を傷つける心配はないそうです。

泡立ちが良い=いい歯磨き粉、は大間違い
もうひとつ、先生が「これは知っておいてほしい」と話していたのが、泡立ちについての誤解です。
今回紹介した3商品は、すべて泡立ちが少なめに設計されています。
これは意図的なこと。
泡立ちが良い歯磨き粉は、磨いている途中から口の中が泡でいっぱいになります。
すると「なんとなく磨けた気分」「爽快感がある」という感覚になってしまい、実際にはちゃんと磨けていないのに終わらせてしまう。
「磨けてないのに磨いた気にさせてしまう弊害がある歯磨き粉が世の中には多い」と先生は指摘します。
この「爽快感トラップ」は、気づかないうちに磨き残しを増やし、虫歯や歯周病のリスクを高めてしまいます。
3種類の使い分け方と「使いすぎ」への注意
「3種類もあると、全部揃えるのは大変では?」という声に対し、先生はこんなアドバイスをしています。
「3本全部使ってもいいですが、歯磨き粉がなくなるのに何ヶ月もかかってしまう。
現実的には1本か、多くても2本で使ってもらうのがいいかなと思います」
たとえばこんな使い方が考えられます。
- 朝・昼はチェックアップでコスパよくケア
- 夜の食事後(カレー・コーヒー・ワインなど着色しやすいものを飲食した日)にリフレッシュスターでケア
またSPTジェルとチェックアップは役割が一部重複するので、「歯周病が気になるならSPTジェル」「白さも意識したいならチェックアップ」のどちらかを選んで使うのが現実的です。悩んだときは担当の歯科衛生士さんに相談するのがおすすめとのこと。
実は「歯磨き粉なし」でも大丈夫?本質的なケアの話
動画の後半で先生が語ってくれたのが、歯磨き粉そのものに対する根本的な考え方です。
「歯磨きに頼った口腔ケアはダメ、というのが基本スタンス。歯ブラシ+デンタルフロス+歯間ブラシ、この3つがしっかりできていれば、歯磨き粉がなくても、水磨きでも全然大丈夫です」と先生は言い切ります。
特に歯磨き初心者の方・まだ正しく磨けていない方は、歯磨き粉をつけすぎることで「泡立ちによる爽快感→磨けてないのに終わってしまう」という悪循環に陥りがちです。先生のアドバイスは「少量つけるか、むしろつけないくらいがいい」。
まずは正しい歯磨きの技術を身につけること、それが大前提。
そのうえで、今回紹介したような歯磨き粉を活用することで、さらなる虫歯予防・ホワイトニング・歯周病ケアの効果が期待できる、ということです。
まとめ:加藤先生の歯磨き粉3選
| 商品名 | フッ素濃度 | 研磨剤 | おすすめの人 |
|---|---|---|---|
| SPTジェル | 1450ppm | なし | 歯周病が気になる方・年配の方 |
| チェックアップ | 1450ppm | 微量 | 若い方・コスパ重視・少し白くしたい方 |
| リフレッシュスター | 記載あり | なし | 着色汚れが気になる方・ワイン・コーヒー好き |
「どれが自分に合うかわからない」という方は、ぜひ担当の歯科医師や歯科衛生士に相談してみてください。
先生自身、患者さんに捕まえられて「どれがいいですか!」と聞かれたあと、歯科衛生士が呼ばれて説明するパターンもよくあると笑って話していました。
動画では先生が実際に商品を手に取りながら解説してくれています。ぜひ本編もチェックしてみてください。
